料理の撮り方

カフェで料理を撮るレンズの選び方|一皿とテーブル全体を撮り分ける

カフェの席に座り、窓辺の皿とコーヒーへ斜め上からカメラを向ける人

カフェで席を動かず料理を撮るなら、写す範囲と近づける距離からレンズを選びましょう。一皿、料理と飲み物、テーブル全体の違いを整理し、RF・マイクロフォーサーズ・ソニーAPS-C用を案内します。

目次
  1. 一皿か、料理と飲み物かで必要な広さが変わる
  2. 斜めからは高さ、真上からは並び方を見せる
  3. 換算画角と撮影倍率は、別の数字として見る
  4. 手持ちのカメラからカフェ向けの一本を選ぶ
  5. 明るいレンズでも、料理全体を見せたいときは少し絞る
  6. 一皿を撮るか、テーブルを入れるかで選ぼう

カフェで席を動かさずに料理を撮りたいなら、一皿中心は35mm相当前後、飲み物やテーブルも入れるなら24〜30mm相当前後を目安に選びましょう。小さなケーキの飾りまで大きく撮る人は、画角に加えて近接性能も見ます。

フルサイズのキヤノンRFならRF35mm F1.8 Macro、マイクロフォーサーズならLEICA DG 15mm F1.7、ソニーAPS-CならE 15mm F1.4 Gが、それぞれ候補です。カメラのマウントとセンサーサイズを確かめてから、自分に合う項目を読んでください。

一皿か、料理と飲み物かで必要な広さが変わる

狭い席では、長い焦点距離のレンズを付けると皿全体を入れるために後ろへ下がる必要があります。まず手持ちのズームで、座ったまま写せる範囲を試すと選びやすくなります。

撮りたい範囲 35mm判換算の画角の目安 席で試すこと
一皿と少しの余白 35mm相当前後 カメラを手前へ引いて皿の縁まで入るか
料理、飲み物、カトラリー 24〜30mm相当前後 隣の物を入れすぎず全体が収まるか
小さなケーキの飾りや断面 画角だけでは決まらない 近づいてピントが合い、十分大きく写るか

同じ35mm相当でも、皿の大きさや座る位置で写せる範囲は変わります。普段撮る皿を自宅のテーブルへ置き、座った位置から試してみましょう。単焦点レンズはズームできないので、この確認が役立ちます。

斜めからは高さ、真上からは並び方を見せる

パンケーキやパフェの高さを見せたいなら、斜めから撮る方法が向いています。カメラを低くすると層や盛り付けが見えます。奥の皿まで入れたいときは、少し高い位置へ変えてみましょう。

カフェの窓辺で席に座り、小さなタルトへカメラを近づける撮影者

平たいプレートや料理の並びを見せるなら、真上から撮ると形が伝わります。ただし、カメラを真上へ置くには高さが必要です。座ったままその位置へ届かない場合は、広めのレンズで少し斜め上から写す方が撮りやすくなります。

撮る角度 見せやすいところ レンズ選びで考えること
斜めから 高さ、層、奥行き 一皿なら35mm相当前後が扱いやすい
斜め上から 一皿と飲み物の関係 24〜30mm相当前後で広さを確保する
真上から 皿の形、テーブル上の並び 持ち上げられる高さで全体が入るか

広角レンズで皿へ近づくと、手前が大きく、奥が小さく見えやすくなります。円い皿を自然に見せたいときは画面の中央へ置き、少し距離を取ってみましょう。広い画角が必要なのか、単にもっと近づきたいのかを分けると、一本を選びやすくなります。

換算画角と撮影倍率は、別の数字として見る

「30mm相当」は写る範囲を比べるための数字です。「0.5倍」は、被写体がセンサー上に写る大きさを表します。広く写るレンズが、細部も大きく写せるとは限りません。

例えばRF35mm Macroの最大撮影倍率は0.5倍です。一皿全体を撮るだけでなく、小さな飾りへ近づく使い方にも向きます。一方、LEICA DG 15mm F1.7は0.1倍です。飲み物と皿を一緒に入れる用途から考えると選びやすいレンズです。

最短撮影距離は、レンズ先端から料理までの空間ではありません。カメラの撮像面から測る距離です。近づきすぎてピントが合わないときは、カメラを少し引いてみましょう。

手持ちのカメラからカフェ向けの一本を選ぶ

次の表は、マウントごとの候補です。交換して使える3本ではありません。撮影倍率は換算せず、レンズ本来の値で並べています。

カメラの条件 レンズ・換算画角 開放F値 最短撮影距離 最大撮影倍率
キヤノンRF・フルサイズ RF35mm F1.8 Macro・35mm F1.8 0.17m 0.5倍
マイクロフォーサーズ LEICA DG 15mm F1.7・30mm相当 F1.7 0.20m 0.1倍
ソニーE・APS-C E 15mm F1.4 G・22.5mm相当 F1.4 AF時0.20m AF時0.12倍

ソニーE 15mmはMF時に最短0.17m、最大0.15倍です。近づいて撮るときは、AFとMFで条件が違います。

キヤノンRFのフルサイズなら、RF35mmで一皿と細部を撮る

RF35mm F1.8 Macroは、一皿を主役にし、ときにはケーキの飾りまで寄って撮りたい人に向きます。35mmの画角と0.5倍の近接性能を一本で使えます。手ぶれ補正も備えるので、動かない料理を手持ちで撮るときに役立ちます。RF35mm Macroの詳しい撮り方と新品の購入案内へ進めます。

同じRF35mmをキヤノンのAPS-C機へ付けると、約56mm相当の画角になります。フルサイズの35mmと同じ範囲は写りません。狭い席で皿全体を入れたい人は、手持ちのズームを約35mmに合わせたときの見え方を先に試しましょう。

マイクロフォーサーズなら、LEICA DG 15mmで皿と飲み物を入れる

LEICA DG 15mm F1.7は30mm相当の画角です。一皿だけでなく、コーヒーとテーブルの雰囲気を一緒に残したい人に合います。約115gと軽いので、散歩の途中でカフェへ入る日にも持ち歩きやすい一本です。LEICA DG 15mm F1.7の使い勝手と新品の購入案内で、いつものカメラに合わせるか考えましょう。

ソニーAPS-Cなら、E 15mm F1.4 Gで小さなテーブル全体を写す

E 15mm F1.4 Gは22.5mm相当の広い画角です。後ろへ下がれない席で、料理と飲み物を広く入れたい人に向きます。一皿だけを大きくするために近づきすぎると、手前と奥の大きさの差が目立ちやすくなります。少し引き、テーブル全体を見せる使い方から始めましょう。

APS-C専用のソニーE用レンズです。レンズ内手ぶれ補正は備えません。E 15mm F1.4 Gの詳しい撮り方と新品の購入案内で、広さが自分の撮り方に合うか確かめられます。

明るいレンズでも、料理全体を見せたいときは少し絞る

F1.4やF1.8は、暗めの店内で光を取り込むときに役立ちます。近い皿を開放で撮ると、手前の飾りにはピントが合っても、奥の料理がぼけることがあります。皿全体を見せたいときはF4前後から試しましょう。

撮るときは、次の順で一枚ずつ確かめると調整しやすくなります。

  1. 窓から横方向に光が当たる位置で、料理のどこを見せるか決める。
  2. 斜め、斜め上、真上のうち、座った姿勢で撮れる角度を選ぶ。
  3. 主役の料理へピントを合わせる。
  4. 奥がぼけすぎるなら少し絞り、写真が暗ければISO感度を上げる。

一皿を撮るか、テーブルを入れるかで選ぼう

フルサイズRFで一皿と細部を撮るならRF35mm Macro、マイクロフォーサーズで料理とコーヒーを入れるならLEICA DG 15mm、ソニーAPS-Cでテーブルを広く写すならE 15mm F1.4 Gが合います。

各記事には、カメラのキタムラの新品レンズ単体への購入案内があります。座った位置で必要な画角を確かめてから、自分のマウントの一本を選びましょう。