山の撮り方

日帰り登山のカメラとレンズを選ぶ|山並み・草花・荷物の重さで考える

山の展望地点で小型カメラと標準ズームを山並みへ向けるハイカー

日帰り登山で山並みと草花を撮るなら、広角から中望遠をカバーする標準ズーム一本が便利です。OM-5 Mark IIと12-45mmの組み合わせ、富士フイルムX用XF16-50mm、取り出し方と防滴条件を考えます。

目次
  1. 山並みと草花を撮るなら、標準ズーム一本で始める
  2. これから一式を揃えるなら、OM-5 Mark IIと12-45mmが軽い
  3. 富士フイルムXを持っているなら、約240gのXF16-50mmを組み合わせる
  4. 軽さと一緒に、立ち止まってすぐ取り出せる収納を考える
  5. 防滴はボディとレンズを組み合わせた条件で見る
  6. 一式を揃えるならOM-5 Mark II、レンズだけなら手持ちのマウントから

日帰り登山で山並みも道沿いの草花も撮りたいなら、小型ボディに標準ズーム一本から始めるのがおすすめです。これから一式を揃える人には、OM-5 Mark IIと12-45mm F4.0 PROの組み合わせが合います。合計約672gで、広い景色から小さな花まで撮り分けられます。

すでに富士フイルムXのカメラを持っている人は、約240gのXF16-50mmを組み合わせると身軽です。まず手持ちのマウントを確かめ、その中で一本を選びましょう。

山並みと草花を撮るなら、標準ズーム一本で始める

山では遠景だけでなく、足元の花や同行者にもカメラを向けたくなります。広角から中望遠へ切り替えられる標準ズームなら、レンズ交換をせずに対応できます。

撮りたいもの 35mm判換算の画角の目安 一本で撮るときの使い方
広がる稜線、手前の登山道と山 24〜35mm相当 広角側で手前と遠くを一緒に入れる
同行者、山頂の標識、景色の一部分 35〜60mm相当 背景を入れすぎない範囲へズームする
道沿いの花、遠い山の一部分 70〜90mm相当付近 望遠側で写す範囲を狭くする

遠くの岩峰だけを画面いっぱいにしたいなら、望遠レンズが欲しくなります。一方、山並みと一緒に歩いた道を残すなら、標準ズームで十分に撮れます。最初の一回は一本で歩き、帰宅後の写真で足りなかった画角を確かめましょう。

花も、まず一輪全体を撮るなら近接性能の高い標準ズームが便利です。しべや水滴を大きく切り取りたい場合は、マクロレンズを持つ理由が生まれます。毎回撮らない細部のために、最初から交換レンズを増やす必要はありません。

これから一式を揃えるなら、OM-5 Mark IIと12-45mmが軽い

OM-5 Mark IIと12-45mm F4.0 PROは、山並みと花の両方を一台一本で撮りたい人に向く組み合わせです。12-45mmは35mm判換算24〜90mm相当をカバーします。広い展望を撮ったあと、ズームを回して山の重なりを切り取れます。

機材 重量 山で役立つところ
OM-5 Mark II 約418g 小型ボディとボディ内手ぶれ補正
12-45mm F4.0 PRO 約254g 24〜90mm相当と近接撮影
ボディとレンズの合計 約672g 交換レンズを持たずに歩ける

ボディは電池とカードを含みます。合計にはキャップ、ストラップ、ポーチ、予備電池などを含めていません。持ち出すときは、それらを入れた状態で重さを確かめましょう。

12-45mmの最大撮影倍率は0.25倍です。小さな花の全体や葉の形を大きく写せます。最短撮影距離は広角側で0.12m、望遠側で0.23mです。どちらもカメラの撮像面からの距離なので、広角側では花へかなり近づきます。

ボディの操作や購入構成はOM-5 Mark IIの選び方で確認できます。すでにマイクロフォーサーズ機を持っていてレンズだけを足すなら、12-45mm F4.0 PROの詳しい撮り方と購入案内へ進みましょう。

富士フイルムXを持っているなら、約240gのXF16-50mmを組み合わせる

Xマウントのボディを使っている人には、XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRが合います。35mm判換算24〜76mm相当をカバーし、レンズ単体は約240gです。山並み、同行者、道沿いの花を一本で撮り分けられます。

ズームしてもレンズの全長が変わらないので、収納に必要な長さを見込みやすい一本です。最大撮影倍率は望遠側で0.3倍です。広い山並みを撮ったあと、50mm側へ回して手前の草花に近づけます。

手持ちのボディの重量に240gを足すと、持ち歩く組み合わせの重さが分かります。別マウントのOM用12-45mmとは交換できません。Xマウントを使い続ける人は、XF16-50mmの使い勝手と新品の購入案内で、いつものボディに合わせる一本として検討しましょう。

軽さと一緒に、立ち止まってすぐ取り出せる収納を考える

軽いカメラでも、ザックの奥へ入れると撮るたびに荷物を下ろすことになります。景色を見つけたときに立ち止まり、その場で取り出せる収納なら写真を撮りやすくなります。

幅のある登山道で立ち止まり、胸元のポーチから小型カメラを取り出すハイカー

出発前は、次の順に入れ方を試しましょう。

  1. ボディに使うレンズを付け、フードやキャップを普段の状態にする。
  2. 胸元や腰のポーチへ入れ、ストラップが引っかからず取り出せるか確かめる。
  3. ザックの肩ベルトや腰ベルトを締め、収納と干渉しないか確かめる。
  4. 取り出して構え、戻す動作まで一度試す。

首から下げるだけで歩くと、カメラが胸や岩に当たりやすくなります。歩いている間は収め、足場のよい場所で取り出す持ち方が向いています。交換レンズを一本減らすと、収納場所にも余裕ができます。

防滴はボディとレンズを組み合わせた条件で見る

OM-5 Mark IIのボディはIP53ですが、12-45mm F4.0 PROの防滴等級はIPX1です。この組み合わせの防滴性能はIPX1の条件になります。ボディのIP53だけを見て、一式を同じ等級と考えないようにしましょう。

XF16-50mmも防塵防滴構造を備えます。富士フイルムXのどのボディと合わせても、同じ防滴条件になるわけではありません。手持ちのボディの仕様も確認し、雨の中で持ち歩くなら収納用のカバーを一緒に用意しましょう。

防滴は水中で使えるという意味ではありません。雨への備えも含めて一台一本が無理なく収まるかを見ると、山で使いやすい組み合わせになります。

一式を揃えるならOM-5 Mark II、レンズだけなら手持ちのマウントから

初めて一式を揃えるなら、OM-5 Mark IIの記事にある12-45mmキットの購入案内が分かりやすい選択肢です。ボディ単体を選び、対応する12-45mmを別に揃える買い方もあります。

ボディを持っている人は、マイクロフォーサーズ用12-45mmか、富士フイルムX用XF16-50mmのうち、対応するレンズの記事へ進んでください。各記事からカメラのキタムラの新品商品へ進めます。レンズを付けた重さと収納を確かめ、山で繰り返し取り出したくなる一台一本を選びましょう。