富士フイルムの選び方

富士フイルムのミラーレス7機種を比較|街歩き・風景・動く被写体から選ぶ

X-T50の外観を参考に生成した製品イメージ

富士フイルムのX-M5、X-T30 III、X-T50、X-E5、X-T5、X-H2、X-H2Sを比較。街歩き、風景、競技の撮影から、操作・重さ・レンズを見て一台を選びます。

目次
  1. 7機種の違いを、持ち歩く重さと撮り方で比べる
  2. 散歩へ持ち出すなら、X-M5かX-T30 III
  3. 高画素で街を歩くなら、X-T50かX-E5
  4. 山や建築の細部を撮るなら、X-T5かX-H2
  5. 競技の一瞬を連写で狙うなら、X-H2S
  6. ボディを決めたら、撮りたい画角のレンズを合わせる

富士フイルムのミラーレスは、どこへ持ち出し、どう構えて撮るかで選ぶと、自分に合う一台が見えてきます。液晶を見ながら軽く撮るならX-M5、ファインダーをのぞいて街を歩くならX-T30 III。旅の景色を細かく残し、フィルムシミュレーションをダイヤルで切り替えたいならX-T50が合います。

ここではX-M5、X-T30 III、X-T50、X-E5、X-T5、X-H2、X-H2Sの7機種を比べます。街歩きから風景、スポーツまで、撮りたい場面を思い浮かべながら選びましょう。

旅と日常の両方で使う一台なら、まずX-T50の撮り方と、キット・ボディ単体の買い方を見てみてください。

X-T50の写り・使い方・価格を見る →

7機種の違いを、持ち歩く重さと撮り方で比べる

画素数と重さだけでなく、ファインダーを使うか、ダイヤルで何を操作したいかも選ぶ材料です。以下の重さは電池・カード込み。新品価格例はカメラのキタムラの税込ボディ単体価格で、X-T5とX-T50は2026年9月28日、ほかの5機種は9月29日に確認したものです。

機種 画素数 重さ ボディ内手ブレ補正 新品価格例
X-M5 約2610万画素 約355g なし 122,760円
X-T30 III 約2610万画素 約378g なし 137,610円
X-T50 約4020万画素 約438g あり 221,760円
X-E5 約4020万画素 約445g あり 218,970円
X-T5 約4020万画素 約557g あり 268,290円
X-H2 約4020万画素 約660g あり 276,210円
X-H2S 約2616万画素 約660g あり 316,980円

手ブレ補正のある機種も、人の動きによるぶれを防ぐには速いシャッタースピードが必要です。夕方の建物を手持ちで撮るか、走る選手を追うかで、重視する性能が変わります。

散歩へ持ち出すなら、X-M5かX-T30 III

X-M5は、液晶を見ながら家族や街の景色を撮る人向け。 バリアングル液晶を開けば、低い位置の花を撮るときや、子どもと同じ目の高さまでカメラを下げたときも、構図を確かめられます。ファインダーはなく、7機種の中では最も軽い約355g。キットのXC15-45mmと合わせても約490gです。

ファインダーをのぞいて撮りたいならX-T30 IIIを選びましょう。上面のフィルムシミュレーションダイヤルで、鮮やかな花はVelvia、落ち着いた街並みはクラシッククロームと、撮る前に仕上がりを変えられます。チルト液晶を起こし、低く構えて撮ることもできます。

どちらも約2610万画素で、ボディ内手ブレ補正はありません。軽い日常用ならレンズ内補正のあるXC15-45mmを、人物の背景をぼかしたいなら明るい単焦点を選びましょう。それぞれの詳しい操作とレンズの組み合わせは、X-M5の記事とX-T30 IIIの記事で紹介しています。

高画素で街を歩くなら、X-T50かX-E5

X-T50とX-E5は、どちらも約4020万画素とボディ内手ブレ補正を備え、重さは440g前後です。建物の窓枠を細かく残したり、撮影後に一部を切り出して構図を整えたりしながら、旅と日常で使えます。

どちらもフィルムシミュレーション、シャッタースピード、露出補正のダイヤルを備えています。中央にあるファインダーをのぞいて撮るならX-T50、左側のファインダーをのぞく構え方が好きならX-E5を選びましょう。

X-E5に薄いXF27mmF2.8を付ければ、合計約529g。カメラを持って通りを歩き、気になった人物や店先へ向ける使い方に合います。X-T50にXF16-50mmを合わせると約678gで、広い街並みから同行者の表情まで、ズームで写す範囲を変えられます。

X-E5のキットには、別の薄型単焦点XF23mmF2.8が付属します。キットで始めるか、ボディ単体に好みのレンズを合わせるかも、撮りたい画角から考えましょう。

X-E5の操作・レンズ・価格を見る →

山や建築の細部を撮るなら、X-T5かX-H2

山の稜線や建物の模様を大きく見たいなら、約4020万画素のX-T5とX-H2が候補です。両方ともボディ内手ブレ補正があり、標準ズームから望遠、単焦点まで撮るものに合わせて交換できます。

X-T5は、ISO・シャッタースピード・露出補正の専用ダイヤルを使い、設定を確かめながら撮る人に向きます。3方向チルト液晶は、横位置だけでなく縦位置で低く構えるときにも便利。約557gで、山歩きや街歩きに持ち出す高画素ボディを探すならX-T5を選びましょう。

X-H2は、深いグリップと約576万ドットのファインダー、バリアングル液晶が特徴です。モードダイヤルとコマンドダイヤルを使い、設定を切り替えて撮れます。レンズを支えて構え、建築の線や素材をじっくり撮るならX-H2が合います。ボディは約660g。X-T5とは、握り方と液晶の開き方、持ち歩く重さの違いを見て選びましょう。

競技の一瞬を連写で狙うなら、X-H2S

コースを走る自転車選手や、目の前を駆け抜ける被写体を撮りたいならX-H2Sです。約2616万画素の積層型センサーを備え、電子シャッターではAF・AE追従で最高約40コマ/秒の連写に対応します。撮った写真から、選手の姿勢や表情がよく見える一枚を選べます。

X-H2SにXF70-300mmを付けた重さは合計約1,240g。遠くの選手へ望遠レンズを向け、AF-Cや被写体検出を使って動きを追う組み合わせです。最高連写速度は設定や撮影条件によって変わります。

望遠レンズを走行中の自転車選手へ向けて撮る場面

細部を写して大きく切り出したいならX-H2、動く被写体の姿勢を細かく追って一枚を選ぶならX-H2Sを選びましょう。競技を撮る使い方とレンズを詳しく見たい人は、X-H2Sの記事へ進んでください。

X-H2Sの連写・レンズ・価格を見る →

ボディを決めたら、撮りたい画角のレンズを合わせる

最初のカメラなら、キットのレンズで何を撮れるかを見ると、買った後の使い方を想像しやすくなります。X-M5のXC15-45mmキットは軽い散歩用、X-T5のXF16-50mmキットは風景から人物まで撮る組み合わせです。ボディ単体に、好きな単焦点やズームを合わせて始めるのもいいでしょう。X-H2Sはボディ単体に別売りレンズを組み合わせます。

街の景色や人物を決まった画角で撮り、背景のぼけを楽しみたいなら単焦点レンズの選び方。旅先で風景から表情まで写す範囲を変えたり、遠くの被写体を大きく写したりしたいならズームレンズの選び方を参考にしてください。ボディとレンズを合わせた重さまで見ると、毎回持ち出せる組み合わせを選べます。